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アルコール系消臭剤の簡単な説明とおすすめ商品

さとうきびアルコールの原料

アルコール系消臭剤はエタノールを主成分とした消臭剤です。

市販の消臭スプレーの多くにエタノールは配合されていますが、このページで紹介するのはエタノールが50vol%以上含まれているような濃度の高い製品です。

それではアルコール系消臭剤について簡単に説明したいと思います。

エタノールとは

エタノールは私達の生活の中で最も使われているアルコール類のひとつです。

エチルアルコールやエチルハイドレード、酒精と呼ばれる事もあり、殺菌や消毒、食品添加物、燃料等、様々な分野・用途で使用されている、私達にとって必需品といってもよい存在です。

エタノールの工業的製造法は、イモ類やトウモロコシからとれるデンプンや、サトウキビ、甜菜からとれる糖を発酵させて製造する”発酵法”、エチレン(石油等から得る)を原料にして化学合成する”合成法”の2種類。

2種類のうち、合成法によってつくられたアルコール(合成アルコール)を食品に用いる事は食品衛生法によって禁じられています。

エタノールの消臭力についてはお世辞にも強力とはいえませんが、身の周りの除菌対策として使われているようにウイルスや一部の細菌に対する除菌効果は優れているので、悪臭成分を作り出す細菌を除菌する事で腐敗臭等を抑制する事ができます。

悪臭の原因になる細菌の種類と関連性
悪臭の多くは私達の身の周りに存在する細菌が物質を分解した時に発生します(例.細菌が尿の中の尿素を分解してアンモニアを発生させる)。 つまり悪...

アルコール剤を有効な濃度で使用すると細菌などのタンパク質を変性(タンパク質の高次構造が不可逆的な変化を起こして活性を失ったり不溶性になったりする現象)させたり溶菌(細菌の細胞が細胞壁の崩壊を伴って破壊され、死滅する現象)などの殺菌作用をあらわします。

引用-アルコール除菌・消毒剤の使い方と注意点

アルコール剤の殺菌メカニズムは上の引用文のとおりです。

アルコール系消臭剤の特徴

上でも少し触れましたが、アルコール系消臭剤の通常使用による消臭効果は強力とは言えません。即効性も高くはなく持続性も期待できません。

悪臭を発生させる細菌の除菌効果に関しても二酸化塩素や次亜塩素酸には劣ります。

アルコール系のメリットは揮発性が強く、拭き取りや二度拭きの手間がかからない事。そして汚れを落とす力も強いので掃除と消臭対策を同時にできる事だろうと思います。

上に挙げた塩素系消臭剤は汚れが苦手なものが多いのでアルコール系で汚れ落とし→塩素系で確実に消臭といった補助的な使い方もおすすめです。

アルコール系消臭剤は日常の簡単なお掃除や軽めの消臭除菌対策に最適といえるでしょう。

おすすめ商品

エタノール55%と濃度はあまり高くありませんが、副剤成分との相乗効果でアルコール剤とは思えないほど強力な除菌効果を持ちます。

アルコール系の性質上、悪臭分解力は他の種類の消臭剤と比べるとやや劣ります。

ただ、悪臭を発生させる細菌のほとんどを除菌可能なので、汚れ落としなどの掃除と同時に除菌消臭できる身近なアイテムとして持っておくとよいかと思います。

エタノール含有量が60.0%を超えないので、火災の危険性が低く家庭でも安心して使える非危険物規格商品です(60.0%を超えると危険物第4類となる)。

その他のアルコール系消臭剤は同じく非危険物規格商品(57.22%)のジェームズマーティンなどがおすすめです。