現在販売されている消臭剤は数えきれないくらいたくさんあり、効果も値段もさまざまです。
代表的な6種類の消臭タイプとその特徴を簡単に記載しましたので消臭剤を選ぶ参考にしてください。
それぞれの説明の下部に、もう少し詳しい説明とその種類のおすすめ商品について書いた記事へのリンクを貼っていますので興味のある方はどうぞ。
次亜塩素酸系消臭剤
次亜塩素酸(HClO)を主成分とする消臭剤。
幅広い悪臭成分を素早く分解する消臭力と悪臭を発生させる細菌に対する強力な除菌力、反応後は速やかに分解して成分が残留しにくいという高い安全性が特徴。
デメリットは消費期限が短い事と、汚れが酷いものは汚れを落としてから使用する必要がある事。
汎用性が高く非常に使いやすい消臭剤です。
二酸化塩素系消臭剤
二酸化塩素消臭剤には純粋な二酸化塩素を主成分とした商品と、亜塩素酸ナトリウム(二酸化塩素の前駆体)が主成分の安定化二酸化塩素商品の二種類が存在します。
二酸化塩素商品は強力な除菌・消臭力と即効性をもちますが安全性にやや難が、安定化二酸化塩素は除菌力は低く消臭力もそこそこですが、持続性と安全性が高いという特徴があります。
植物性消臭剤
植物性消臭剤は植物由来のエキスを主成分とした消臭剤です。
安価な市販品は植物性消臭剤が多いですが、フィトンチッドという成分を使ったものは臭いに匂いを被せてごまかすタイプが少なく、消臭効果も比較的高く安全性も高いのでおすすめです。
フィトンチッドには除菌効果もあるので悪臭を発生させる細菌の除菌も可能。
微生物(バイオ)系消臭剤
納豆菌や乳酸菌、酵母菌などを単独もしくはミックスし、これらの微生物の力で悪臭を分解したり、細菌を抑制する消臭剤が微生物(バイオ)系消臭剤です。
消臭力は中の上で即効性にはやや難ありですが、安全性が高く、持続性にも優れているのが特徴。
使い方によって効果がかなり変わるのでよく説明を読んで使う必要があります。
光触媒消臭剤
酸化チタンや酸化タングステンのような光触媒に光を照射する事で起こる酸化還元反応を利用した消臭剤が光触媒消臭剤です。
即効性や消臭力はまだまだですが、安全性と光触媒の魅力である持続性が特徴。
なかなか洗えない布製品に使うなど、用途によってはとても使える消臭剤です。
アルコール系消臭剤
植物性消臭剤とならんで安価な市販消臭剤に多いのがこのアルコール系消臭剤です。
ただし、エタノール濃度が高めで除菌消臭効果を高めるために副剤を添加しているハイスペックのアルコール系消臭剤は安価な市販消臭剤とは全く違います。
メリットは揮発性が高いがゆえの拭き取り・二度拭きのカットと、汚れを落とす力も強いので掃除と消臭対策を同時にできる事です。