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重曹の基本的な使い方(粉、重曹ペースト、重曹水)

重曹の基本的な使い方

重曹は料理や掃除、衛生管理、美容等、さまざまな用途で使われているとても使い勝手の良い商品です。

物をあまり傷めずに磨ける優しい研磨作用や皮脂や油などを中和して落とす力、酸性の悪臭と反応して臭いを消す力、水溶液にすると酸性の汚れを落としやすくする力等、数多くの働きを持つ汎用性の高さが魅力。

このページでは家庭の必需品である重曹の基本的な使い方を紹介します。



粉末の状態で使う

重曹粉末

濡らしてしまうと壊れてしまうものや都合の悪い場所の掃除や消臭には粉末のまま使用。

油や尿等の汚れは粉末に吸わせて簡単に取り除く事ができます。

さらに研磨作用を発揮させたい場合は粉末を少し湿らせて使うとよいでしょう。

使用用途例
シンク磨き、衣類・靴などの消臭、タバコの燻りや臭い対策、ペットのブラッシング etc.

【重曹水】水に溶かして使う

重曹水をつくる

重曹を水に溶かすとpH8.5程度の弱アルカリ性水溶液になります。

浸け置きや拭き掃除、洗濯、消臭等、さまざまな用途で幅広く使う事ができます。

重曹水のつくりかたとポイント
水100ccに重曹を大さじ一杯弱(重曹は大さじ一杯約11g)で約8%の水溶液になります。8%以上は水に溶けにくく効果もあまり変わりません。
重曹水の白残り
重曹水が蒸発すると白い粉のような汚れが点々と残る事があります。
この白残りを取るには、重曹水で拭いた後にクエン酸で拭き上げたり、しっかり二度拭きする事。特にクエン酸は弱酸性なので弱アルカリ性の重曹と中和反応が起こりきれいに消えます。
pHって何?
水溶液中の水素イオン濃度を表す指数で「ピーエイチ」や「ペーハー」と呼ばれています。
水溶液は基本0~14の数値の範囲に収まり、7付近を中性、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性となります。

液性pHの範囲身近な物質例
酸性pH < 3.0塩酸、赤ワイン、コーラ
弱酸性3.0 ≦ pH < 6.0醤油、ヨーグルト
中性6.0 ≦ pH ≦ 8.0純水、牛乳
弱アルカリ性8.0 < pH ≦ 11.0重曹、セスキ炭酸ソーダ
アルカリ性11.0 < pHキッチンハイター、石灰水

※pHの境界は明確に定められていない為、雑貨工業品品質表示規程を例にする

使用用途例
ガラス類のくもり、エアコンのフィルターや照明器具等の掃除、各種ぬめり取り、ペットの耳掃除や猫の毛玉対策、車内の消臭対策  etc.



【重曹ペースト】少量の水で重曹をのばして使う

重曹ペースト

重曹水は使い勝手が良いのでさまざまな場所に使えますが、粘度が低いので場所によっては液垂れする事も。

そんな場所には少量の水で重曹をのばした重曹ペーストが便利です。

通常、他の製品は粉末を水に溶かしてペースト状にするとジョリジョリと物を傷つけやすくなりますが、重曹は水に溶けると丸みを帯びて優しく物に当たる特徴があるので物をあまり傷めずに磨く事ができます。

ペーストの硬さは使用用途等に応じて調整してください。

重曹ペーストのつくりかた
重曹3に対して水を1の割合で混ぜるとしっとりして使いやすい基本のペーストになります。
使用用途例
鍋の焦げ落とし(アルミ製は×)、茶渋落とし、湯垢やカビ取り、床や壁の汚れ、瓶のラベル除去、車のガラス磨き  etc.

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基本的な使い方とつくりかた、使用用途例などを紹介しました。

ただし、あくまでも基本であって家庭の汚れや臭いは種々雑多ですので、重曹水よりも重曹ペーストの方がよく臭いや汚れが落ちたり、ペーストよりも粉の方がよかったりする事もあります。

重曹はとても安全な商品ですので量が多かったり使い方が誤っていても健康に悪影響を与えたりという事はありません。

気軽にいろいろな用途、方法を試してみてベストな使い方を見つけてください。

薬用

日本薬局方(厚労大臣が定めた医薬品の規格基準書)の重曹です。

胃薬として販売されているものなので、料理や入浴剤など、食べたり体に直接触れたりするものにも安心して使う事ができます。

食品用

食品添加物規格の重曹でコストパフォーマンス抜群。

たっぷり5kgのビッグサイズなので、料理や掃除だけでなく野菜のアク抜きや鍋の焦げ落としなど、さまざまな用途で量を気にせず使えます。