悪臭対策には消臭剤を使うのが一般的ですが、身近な商品や食品などを使った方法もたくさんあります。
重曹やコーヒー粉などが有名だと思いますが、今回はお茶の葉を使った消臭対策を紹介してみたいと思います。
電子レンジの臭い
電子レンジはさまざまな料理を温めたり調理しますので、いろいろな臭いがこもってしまいます。
お皿に茶葉を広げて置くだけでレンジ内のこもった臭いを消臭する事ができますが、茶殻を湿らせてから1分程加熱するとより高い消臭効果が期待できます。
魚焼きグリルの臭い
グリルで魚を焼くと魚の臭いがこびりついてとれないので使いたくないという人はたくさんいます。あの生臭い臭いは洗ってもなかなかとれませんから…。
焼き魚の臭いを効果的に消臭するにはグリルがまだ熱いうちに茶葉(ふたつまみくらい)を撒くとよいでしょう。
レンジと同じで熱で茶葉が温められると消臭効果がアップし、香ばしいお茶の香りがします。
おすすめはほうじ茶などの緑茶系のもの。緑茶に含まれるフラボノイドは消臭効果が高く抗菌効果もあります。
フラボノイドやテルペノイドなどの成分をまとめて”フィトンチッド”と呼ぶ事がありますが、これらの成分の消臭効果を利用したのが”植物性消臭剤”です。
鍋にしみついた魚の臭い
魚を煮たり、鍋にしたりすると洗っても魚の生臭い臭いが残ります。
このような臭いを消すには茶殻を使います。
- 鍋に水を8分目くらい入れ、一握り分くらいの茶殻を加えて中火にかける
- 沸騰したら弱火にしてさらに10分ほど煮る
- お湯を捨てて全体的にスポンジで汚れを落とし水洗いしたら完了
生ゴミの悪臭
ゴミバケツやシンク内の三角コーナーの悪臭にも茶殻は有効です。
ゴミの表面に茶殻をふりかけておけば嫌な臭いを抑え、茶殻に含まれるカテキン効果によって悪臭成分を発生させる細菌の増殖を抑える事ができます。
冷蔵庫内の臭い
冷蔵庫はたくさんの食品を保存しており、臭いがこもりやすい環境にあります。
臭いがこもると他の食品への臭い移りなども考えられますのでしっかりと臭い対策をしておきたいものです。
密封されていない瓶などに茶葉をいれておくだけで冷蔵庫内を長時間消臭する事ができます。
交換目安は概ね1か月。ただし、環境によっても違うので冷蔵庫内が臭うようなったら取り替えるとよいでしょう。
下駄箱や靴の臭い
下駄箱や靴の臭い対策にも茶殻は役に立ちます。
下駄箱は冷蔵庫と同じように密封されていない瓶に茶葉をいれて置いておくだけ。
靴には出汁パックなどに茶葉を詰めたものをいれておけば十分な臭い対策になります。
さいごに
今回はお茶の葉を使った消臭対策をいくつか紹介させていただきました。
ほうじ茶は飲んでも当然美味しい上に消臭効果も高く、数ある茶葉の中でも安価で購入できるもののひとつですのでおすすめです。
読んでいる内にピンときた人も多いかもしれませんが、お茶の葉を使った消臭方法は重曹ととてもよく似ています。
天然素材を使った消臭対策に興味がある人は是非お茶の葉や重曹などを使ってみてください。
参照